受験生の中には、食欲不振で激痩せした気がする…という悩みを持つ方がいると思います。
受験期は、プレッシャーや不安などのストレスで食欲が落ちる傾向にあります。
しかし、受験は体力勝負なところがあるので、できる限り食事を摂って健康に過ごしたいですよね。
今回は、受験期に食欲が落ちて激痩せしてしまった人に向けて、どうやって食欲不振を乗り切るのか、食欲がないときにどうするのかについて紹介したいと思います。
受験勉強で激やせするのか?
結論から言うと、受験勉強では痩せません。
よく勉強をするとカロリーが消費されると言われていますが、実際には1時間勉強して80キロカロリー消費するかどうかです。
80キロカロリーとは、コップ1杯分の牛乳くらいです。
つまり、勉強をしたから痩せるわけではありません。
受験勉強をして痩せてしまった人は、受験勉強がストレスになって食欲不振になり、カロリー不足になったことが原因になります。
受験のストレスで激痩せしやすい人
受験のストレスで激やせしやすい人は次のような人です。
もともと痩せ体質の人
1つ目は、もともとが痩せ体質の人です。
もともと代謝が良くて痩せ体質の人は、受験期に勉強をしてさらにカロリーを消費するので、さらに痩せやすくなってしまいます。
食欲不振になりがちな人
2つ目は、食欲不振になりがちな人です。
ストレスを感じて食欲不振になる方は、痩せやすくなります。
ストレスを感じると、交換神経が活発になり、常に興奮状態になることから食欲が低下します。
リラックスした状態だとお腹は空きますが、何か気になっていることやドキドキしていると空腹であることを忘れますよね。
上手くストレスを解消できない人は、食欲不振になってしまう傾向にあります。
つまり、ストレスをコントロールして解消することで、食欲も出てきます。
受験のストレスで痩せないための対処法
受験期に痩せないための対処法を紹介します。
ストレスを解消する
まずは、大前提としてストレスを解消することです。
受験にストレスはつきものなので、完全に解消することはできませんが、日々の生活や考え方を少し変えるだけでストレスは軽減されます。
次の記事でストレス解消法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
消化のいい食事を摂る
次に、消化の良い食事を摂ることです。
ストレスを抱えているときは、胃腸が弱っていて消化しにくくなっているので、消化がいい食事を心がけましょう。
例えば、おかゆやうどん、湯豆腐などがおすすめです。
油ものや、スパイスなどが効いた刺激の強いものは避けた方が無難です。
意外と気を付けたいのが、食物繊維は胃腸が弱っているときには避けた方がいいので、ごぼう、とうもろこし、きのこ、こんにゃくなどは適していません。
栄養価の高いものを食べる
3つ目は、栄養価の高いものを食べることです。
受験勉強で忙しかったり、食事に興味がわかないときには、手っ取り早く栄養価が高いものを摂取するのも1つの方法です。
確かに、落ち着いてしっかりと食事を摂るのが理想ですが、まずは栄養を摂るのが大切です。
受験期もずっと続くわけではないので、とにかく元気に乗り切るために、食欲がないときや時間がないときは、栄養価の高いものをぱっと食べることを意識しましょう。
例えば、チーズや卵などは栄養価が高いことで有名ですね。
他にも、栄養価が豊富な完全栄養食を選べば、様々な種類や味を楽しめます。
適度な運動をする
4つ目は、適度な運動をすることです。
ずっと座りっぱなしで勉強をしていると、首や肩が凝って内臓も下がり、内臓機能が低下して食欲がわかなくなります。
勉強時間の合間に少し運動をすることで、内臓機能が活性化したり、副交感神経が活発化して気持ちがすっきりとし、食欲がわいてきます。
運動と言っても、散歩やちょっとしたランニングでもいいので、体を少し動かすことを心がけましょう。
スケジュールを立てる
他にも、1日のスケジュールを立てることも有効です。
受験のストレスで食欲がわかないのは、
- 勉強が忙しくて食事を忘れる
- 勉強がストレスで食欲がわかない
という2つの理由があると思います。
そこで、食事の時間を含めた1日のスケジュールを立てることで、自分がどれだけ勉強をしたかと可視化して安心感を得て食事を摂る余裕を持つ、また、食事の時間をあらかじめ確保しておくことができます。
自分の1日の時間を客観視することで、「自分はちゃんと勉強している」という安心感が得られるのでおすすめです。
受験期は食べて乗り切る
受験期は、不規則な生活になりがちで、運動もなかなかしなくなるので、どうしても体調を崩しがちです。
しかし、受験は体力勝負なところもあるので、なるべくしっかりと食べて体力を養うことがとても重要ですね。
受験にはストレスが付き物なので、どうしてもストレスで食欲が落ちる…というのは十分あり得ることですが、様々な工夫をして食欲を回復して受験を乗り切りましょう。