ホットヨガには、溶岩ヨガと普通のホットヨガの2種類があります。
- 溶岩ヨガに興味があるけど何がいいの?
- 溶岩ヨガとホットヨガの違いを知りたい!
- 溶岩ヨガのメリット・デメリットが知りたい!
今回は、ホットヨガと比較しながら溶岩ヨガのメリット・デメリットを説明します。
溶岩ヨガは、溶岩浴をしながら行うヨガなのでホットヨガよりも効果が高いといわれていますが、どのように効果が高いのか気になりますよね。
また、溶岩ヨガはホットヨガに比べて注意すべきデメリットもあります。
この記事を読めば、
- 溶岩ヨガとホットヨガの違い
- 溶岩ヨガのメリット・デメリット
- 溶岩ヨガとホットヨガのおすすめな人
がわかります。
溶岩ヨガとは?
溶岩ヨガとは、溶岩浴をしながら行うヨガのことです。
溶岩の床の上にヨガマットを敷いてヨガを行います。
溶岩ヨガと岩盤ヨガ
溶岩ヨガに似ているものに岩盤ヨガがあります。
溶岩ヨガと岩盤ヨガは、使用する天然石が違います。
溶岩は、岩盤に比べてミネラル分を何十倍も含んでいるものが多いので、溶岩ヨガの方が岩盤ヨガよりもホットヨガの効果が高いと言われています。
今回は、わかりやすく比較するために、溶岩ヨガとホットヨガの違いに絞って説明します。
溶岩ヨガの特徴
溶岩ヨガは天然溶岩の上でヨガを行います。
天然溶岩には、次の2つのメリットがあります。
したがって、溶岩ヨガは、ホットヨガと違って、溶岩による効果を最大限に得られます。
これらの特徴によって、溶岩ヨガの様々なメリットが生じます。
溶岩ヨガとホットヨガの違い
溶岩ヨガとホットヨガの違いを表にまとめました。
溶岩ヨガ | ホットヨガ | |
---|---|---|
高温多湿の 環境の作り方 | 高温の天然溶岩から 水蒸気を発して温める | ストーブや加湿器などで 人工的に温める |
体の温まり方 | 体の内側から温まる | 体の外側から温まる |
温度・湿度 | 38℃・60% | 35℃~39℃・65% |
呼吸 | しやすい | まれに苦しく感じる |
効果 | デトックス・代謝UP・美肌効果・ダイエット効果 | |
効果が高い | 効果は普通 | |
通いやすさ | 店舗数が少なくて通いにくい | 店舗数が多くて通いやすい |
レッスン価格 | 高い | 安い |
主なスタジオ | ホットヨガのCALDO | ホットヨガスタジオLAVA |
溶岩ヨガのアミーダ | ||
ララアーシャ |
溶岩ヨガとホットヨガの違いを大きくまとめると次の3つです。
ヨガを行う環境の違い
溶岩ヨガとホットヨガは、高温多湿の環境を作り出す環境が違います。
どちらも温かくて湿った環境でヨガをして大量の汗をかくという点では共通していますが、高温多湿の環境の作り方に違いがあります。
ホットヨガがストーブでスタジオを温めるのに対して、溶岩ヨガは溶岩の熱でスタジオを温めます。
溶岩ヨガは自然の天然成分で高温環境を作り出すのに対して、ホットヨガは人工的に高温環境を作り出します。
ホットヨガの効果の違い
通常のホットヨガよりも、溶岩ヨガはホットヨガの効果が高いと言われています。
溶岩ヨガは、ホットヨガよりも体が温まりやすいので、代謝・血行・発汗作用が高いです。したがって、通常のホットヨガよりも、ホットヨガによる様々な効果をより高く実感できます。
具体的には、
- リラックス効果
- デトックス効果
- 美肌効果
- 冷え性改善効果
などです。
詳しくは、次の溶岩ヨガのメリットの項目で説明します。
ホットヨガの基本的な効果について知りたい方は、参考記事【体験談】ホットヨガの効果と実感できる期間の記事で説明しているので参考にしてください。
通いやすさの違い
溶岩ヨガは、ホットヨガよりも地理的・価格的にスタジオの通いやすさが劣ります。
具体的には、通常のホットヨガのスタジオの方が店舗数が多くて価格も安いです。
溶岩ヨガもホットヨガも、どちらもスタジオに通ってレッスンを受ける必要があるので、継続するには通いやすさは重要ですね。
溶岩ヨガは店舗数が非常に少ないので、自宅や会社の近くなどに店舗がない場合には通いにくさを感じる場合があります。
次に、溶岩ヨガとホットヨガの違いについて、それぞれのメリット・デメリットを挙げながら説明します。
溶岩ヨガのメリット・デメリット
溶岩ヨガのメリット
溶岩ヨガのメリットは5つです。
体が温まりやすい
溶岩ヨガの方がホットヨガよりも体が温まりやすいです。
溶岩ヨガは、温まった溶岩の上でヨガをして、溶岩の遠赤外線効果により体の内部からしっかり温まることから、効率的に体を温めることができます。
一方、ホットヨガは、空調機器で体の外側から体を温めるので遠赤外線が発せられないことから、体の深部まで温まるのに時間がかかって汗をかきづらい方もいるようです。
したがって、溶岩ヨガの方が大量の汗をかくので、ホットヨガの様々な効果をより強く実感できると言われています。
特に、冷え性の方や汗がかきづらい方は、溶岩ヨガであれば体が温まりやすいのでおすすめです。
また、溶岩ヨガで温まった保温効果は約72時間続くと言われているので、レッスンが終わった後もポカポカとした感覚を長く実感できます。
デトックス効果が高い
溶岩ヨガは、ホットヨガよりもデトックス効果が高いです。
溶岩ヨガは、体が温まりやすいので、
- 血行や代謝の促進が早い
- 皮脂腺が開きやすい
ので発汗作用が強く、余分な水分や老廃物・毒素などを排出できます。
最近では、遠赤外線の床暖房を採用しているホットヨガスタジオも見られますが、天然の溶岩石に比べると遠赤外線の放出量は劣ります。
溶岩ヨガは、通常のホットヨガよりも大量の汗をかけるのが魅力の1つです。
リラックス効果が高い
溶岩ヨガは、ホットヨガよりもリラックス効果が高いです。
ホットヨガでは、深い呼吸で自律神経を整えてリラックス効果を実感します。溶岩ヨガは、それに加えて、溶岩から放出されるマイナスイオンの効果により、さらにリラックス効果を実感できます。
溶岩は温めるとマイナスイオンを放出しますが、マイナスイオンには高いリラックス効果があると言われています。
溶岩ヨガでは、深い呼吸によって自律神経が整えつつ、マイナスイオンを摂取しながらヨガができるので、リラックス効果が高いです。
美肌効果が高い
溶岩ヨガは、ホットヨガよりも美肌効果が高いと言われています。
- 溶岩から放出される天然ミネラル
- 皮脂腺から出る汗の保湿効果
溶岩を温めると、溶岩に含まれるミネラルが空気中に放出されます。
溶岩ヨガでは、これらの天然ミネラルを吸収できるのでホットヨガに比べて美肌効果が高いと言われています。
また、溶岩ヨガでかく汗は、皮脂腺から出る汗なのでサラサラとしていて、肌の潤いを守る成分が入っています。一方、ホットヨガの汗は汗腺から出る汗なのでベタベタしている傾向があります。
- 汗腺からの汗…体温調節のための汗でベタベタしている
- 皮脂腺からの汗…老廃物を排出して肌の潤いを守るための汗でサラサラしている
皮脂腺から出る汗は、体の深部が温まっていないと放出されません。
一方、通常のホットヨガでは、体の深部まで温まりづらいので皮脂腺から汗が放出されず、汗腺から汗が出ることが多いです。
汗腺から出る汗は、体表温度を調整するために放出されるもので、肌のうるおい効果は低くべたべたしているのが特徴です。
溶岩ヨガの汗は肌の潤い成分が入っているので、レッスンの後はシャワーを浴びて汗を流すのは好ましくないと言われています。
呼吸がしやすい
溶岩ヨガは、ホットヨガと違って、天然溶岩を温めるので室内が乾燥しないため、呼吸がしやすいと感じる方が多いです。
ホットヨガでは、暖房器具で室内を温める際に、どうしても温かい乾燥した空気を送り込むので、暖房器具の近くにいる方は呼吸がしにくいと感じる場合があります。
溶岩ヨガは、空気がまろやかで温かいので深い呼吸をしやすいというメリットがあります。
溶岩ヨガのデメリット
溶岩ヨガには2つのデメリットがあります。
熱中症に注意する必要がある
溶岩ヨガでは、熱中症と脱水症状に細心の注意を払う必要があります。
溶岩ヨガでは、体の深部から温まっていくので、自分が思っている以上に代謝が上がっていて体内が温まっています。
また、通常のホットヨガと同じ温度にスタジオが設定されていたとしても、体の深部まで温まっているので溶岩ヨガの方が体感温度が高いです。
溶岩の上に座っているだけで体の中からポカポカとする感覚があり、ホットヨガとは実感する暑さの程度が全然違います。
ポーズに夢中になって水分を取り忘れることがないよう、自分で意識しながらこまめに水分補給をすることがとても大切です。
特に、暑さが苦手な人は注意が必要です。
スタジオ数が少ない
普通のホットヨガのスタジオ数に比べて、溶岩ヨガのスタジオ数は非常に少ないです。
溶岩ヨガには天然の溶岩石が必要なので、溶岩ヨガを実施できるスタジオ数は限られています。
- ホットヨガスタジオ カルド(8店舗)…銀座・渋谷・浜松町・大泉学園・巣鴨・板橋本町・大山・亀戸
- 溶岩ホットヨガスタジオ アミーダ(9店舗)…祐天寺・江古田・西荻窪・駒込・西小山・葛西・篠崎・四谷三丁目・有明
- 溶岩ホットヨガ ララアーシャ(5店舗)…学芸大学・自由が丘・池袋・中野・経堂
もし、自宅や勤務先の近くにスタジオがあれば問題ないですが、生活圏内に無いと通いにくさを感じるかもしれません。
ホットヨガのメリット・デメリット
ホットヨガのメリット
ホットヨガは、ストーブなどの比較的簡易な機材を利用しているので次の2つのメリットがあります。
暑さが苦手な人でも通いやすい
ホットヨガは、空調設備で高温多湿の環境を作り出しているので暑さを調整できます。
したがって、ホットヨガのレッスンには、
- 温度が低くて初心者向けのもの
- 高温多湿の環境で運動量が多いもの
まで幅広く揃っています。
ホットヨガが未経験で、自分が暑さに馴染めるのか不安に感じる初心者の方や暑さに苦手意識を感じている方は、通常のホットヨガであれば温度が低めでリラックスしたレッスンから徐々に体を慣らすことができます。
例えば、ホットヨガスタジオLAVAなど業界最大手なスタジオであれば、
- 受講者のほとんどが未経験からスタートしている
- 初心者向けのレッスンが豊富にある
ので暑さが苦手な人の受け入れ態勢も万全です。
初めてのホットヨガで不安な方は、参考記事ホットヨガ初心者の6つの不安を解消!の記事を参考にしてください。
店舗数が多いので通いやすい
ホットヨガの最大のメリットは、スタジオ数が非常に多いので通いやすいことです。
ホットヨガ | 溶岩ヨガ | |||
---|---|---|---|---|
スタジオ | LAVA | カルド | アミーダ | ララアーシャ |
入会金 | ¥12,500 | ¥16,500 | ¥15,483 | ¥10,000 |
通い放題 プラン | ¥7,800 ~ ¥15,800 | ¥10,560 ~ ¥14,300 | ¥17,580 ~ ¥19,580 | ¥11,600 ~ ¥13,600 |
店舗数 | 106 | 8 | 9 | 5 |
ホットヨガは、溶岩ヨガに比べて「溶岩の設備」を必要としません。
したがって、スタジオ数が多いので、自分の自宅や勤務先の近くに簡単にスタジオを見つけられます。
ホットヨガの効果は、短期間で現れるものは少なく、継続的に通うことで感じられます。
特に、ダイエット効果を期待する場合には、3か月以上は通う必要があるので通いやすさは重要です。
特に、ホットヨガでダイエット効果を高めたい方は、参考記事【体験談】ホットヨガでダイエット効果を高めるコツの記事を参考にしてください。
ホットヨガのデメリット
ホットヨガは、人工的に高温多湿の環境を作っているので次のようなデメリットがあります。
呼吸がしにくい場合がある
ホットヨガでは、ヒーターなどの暖房器具で空気を温めるため、ヒーターの近くでは乾燥や息苦しさを感じる人もいるようです。
サウナのような独特の息苦しさが苦手な人は注意が必要です。
また、体の表面が温まるので肌が乾燥する場合もあります。
水分補給をしっかりと行ってレッスン後には保湿するなどのケアが大切です。
体が温まるまで時間がかかる
通常のホットヨガは、体を外側から温めるので体の芯まで温まるには時間がかかります。
冷え性の方や汗をかきづらい方は、レッスンの最後になってようやく体の中がポカポカしてくるという場合もあります。
したがって、ホットヨガから得られる効果は溶岩ヨガよりも劣ってしまうのがデメリットです。
なるべく早く体を温めるためにも、
- 体幹を意識する
- レッスン前にマッサージをする
- 早めにスタジオに入る
などして体の芯まで温まるよう工夫が必要です。
溶岩ヨガがおすすめな人
溶岩ヨガの特徴は、
ことです。
したがって、次のような人に溶岩ヨガがおすすめです。
溶岩ヨガは、体を芯から温めてホットヨガの効果を実感できる一方で、ホットヨガよりも暑さを感じるので暑さに慣れている人に向いています。
また、スタジオ数が非常に少ないので、スタジオが自宅や勤務先から離れていても通うことが億劫にならない人におすすめです。
ホットヨガがおすすめな人
ホットヨガの特徴は、
ことです。
したがって、次のような人にホットヨガがおすすめです。
ホットヨガは、初心者でも通いやすいので初めての方におすすめです。
溶岩ヨガに興味があるけど少し不安な人は、ホットヨガから始めて慣れてきたら溶岩ヨガに移るという順番で受講してもいいと思います。
例えば、ホットヨガのカルド-CALDO-なら、岩盤浴と通常のホットヨガの両方の設備を備えている店舗があるので両方を楽しみたい人におすすめです。
ホットヨガ・溶岩ヨガのスタジオについてもっと詳しく知りたい方は、参考記事【徹底比較】ホットヨガのスタジオを厳選!の記事を参考にしてください。