日々のニュースを見ていると、経済の話が出てこない日はありません。
また、社会人なら、誰しもが一回は必ず、経済学を学んでおけばよかった…経済学を学び直したいな...と感じたことがあると思います。
今回は、忙しい社会人でもさっと効率的に学べる経済学の本を紹介します。
いまさら分厚い学術本を時間を掛けて読むなんで無理…そんなに時間が取れない…という方でも、さらっと読めるので、ぜひ試してみてください。
経済学を少しでも知っていると、ビジネスで応用できることはもちろん、毎日見ているニュースを少し違った視点で見ることができたりと、経済学をさらっておいて損はありません。
大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる
この本は、東大生が1番読んでいる本として10万部以上突破した大反響となった本です。
- 経済学を学んだことがない人
- 教養として経済学を学びたい人
私たちの生活では、経済の話が毎日のように流れてきます。
しかし、ニュースや新聞で取り上げられる経済の話は実務上の情報です。
学問上の経済学を学ぶと、実務を本質から理解して考察を深めることができます。
「ニュースの見方や情報の捉え方が変わった!」と言うように、経済学の教養を少し学んでおくと、ニュースの点と点が線でつながって面白く感じますよ。
この本は、大学4年間で学ぶ経済学をぎゅっと20項目の1冊でまとめた本です。
さすがに深いところの議論までは及びませんが、ミクロ・マクロの基本がしっかりと抑えられているので、社会人が教養レベルで学ぶには、質・量ともに十分な内容です。
見開きの左面で解説、右面でグラフや図を書いて説明しているので、みっちり文字で埋められた参考書と違い、気楽に読み進めることができるのもメリットだと思います。
タイトルに10時間と書いてあるとおり、働いている方でも1週間で十分に読み切れる内容なのでぜひ読んでみてください。
行動経済学が最強の学問である
現代のビジネスや実務で急速に注目が集まっているのが、行動経済学です。
- 顧客行動の分析をしたい人
- 自分の意志決定行動の仕組みを知りたい人
行動経済学は、人間の意思決定行動とその原因を分析する学問です。
ミクロ経済やマクロ経済といった伝統的な経済学は、経済活動を理論化するために、個人は完全無欠で合理的に判断することを前提として議論されています。
しかし、人間は非合理な生き物であり、
- 頭では野菜が体にいいと思ってもハンバーガーを買ってしまう
- 買いすぎは良くないと思ってもオンラインショッピングで無駄買いをしてしまう
と言ったように、合理的に行動できないことがほとんどです。
行動経済学は、こういった人間の非合理性に注目して、どういったことが原因でこのような非合理的な行動の意思決定をするのかを分析します。
ミクロ・マクロ経済学よりも、より実務や生活に近しい学問なので、とても身近に感じられて楽しいですし、自分の悪い行動のクセを直すきっかけも知れるので、役に立つ学問でもあります。
この本は、行動経済学や経済学が初心者の方向けに、実例を多く交えながら説明する希少な本なので、是非読んでみてください。