マイホームの購入を検討している方で、
- 物件の購入の仲介手数料が高い...!
- 仲介手数料を何とか安く抑えたい…
と感じている方はいませんか?
マイホームの購入後には、家具・カーテン・家電・ガーデニング周り・引越費用…など物件以外の費用が意外とかさみます。
そのための費用を取っておくためにも、物件周りの金額は可能な限り抑えたいものです。
私も2年前に物件を購入したときに仲介手数料の額に驚愕して、仲介手数料が無料になるところを必死に探しました。
仲介手数料が無料になる不動産会社に問い合わせた結果、仲介手数料を無料にして購入できました。
ネットで調べると、
- 仲介手数料が無料の不動産会社には罠がある…
- 仲介手数料を無料にするとデメリットがある…
などの情報があふれていて不安になりますよね。
私は特段トラブルやデメリットには遭遇せず、むしろ見つけていた当初の価格よりも値引きをしてもらったので、仲介手数料と値引き分の両方でお得に購入することができて満足しています。
今回は、夢のマイホームの購入を検討している方に向けて、仲介手数料が無料もしくは割引になる方法を体験談とともに説明したいと思います。
仲介手数料を無料・値引きする方法
仲介手数料を安くする方法は、2つあります。
売主から直接物件を購入する
1つ目は、売主から直接購入できる物件を探すことです。
仲介手数料は、仲介不動産会社が売主と買手(私たち)の間を仲介するので発生します。したがって、売主から直接購入して仲介方式を取らなければ仲介手数料は発生しません。
しかし、
- 自分が気に入った物件が売主が直接販売しているものとは限らない
- 仲介手数料がかからない分、手数料分の料金が物件に上乗せされている可能性がある
ので、あまり得策ではありません。
自分が気に入った物件がたまたま売主から直接購入できる物件であればラッキーだと思うくらいにしておきましょう。
仲介手数料が無料になる不動産会社を探す
2つ目は、仲介手数料が無料・値引きになる不動産会社を探す方法です。
私は、そもそもチラシで見つけた不動産の売買に仲介制度があることを知らなかったので、仲介会社を変えるだけで仲介手数料を安く抑えられるというのは目から鱗でした。
この方法なら、一部対象にならない物件もありますが(後述しています)、多くの物件は対象になるので汎用性が高いです。
私も仲介手数料が無料になる不動産会社を探し、目星を付けている物件が対象になるかたくさん問い合わせをしました。
仲介手数料が最大無料・値引きになるおすすめの不動産会社です。
まずは、自分が気になっている物件が仲介手数料無料の対象物件かどうかを問い合わせをしてみるのがコツです。
私もとりあえず手あたり次第問い合わせをして、一番お得になるところに依頼しました。
仲介手数料が無料・値引きは罠?怪しい?
仲介手数料が無料だと何か罠があるのではないか…と不安になりますよね。
仲介手数料が無料・値引きだと怪しい・罠があると言われる主な理由は、
の2点です。
無料や値引きと聞くと、何かウラや罠があるのではないかと疑ってしまいますよね。
特に、仲介に問題があったり、契約が不利になるのではないか…などと不安があると思います。
それぞれの疑問や不安について解消していきたいと思います。
仲介手数料が無料になる仕組み
まずは、仲介手数料が無料・値引きでも成り立つ仕組みを説明します。
仲介手数料が無料でも成り立つ理由は2つです。
売主から仲介手数料をもらっている
まず、買主から仲介手数料をもらっていないのに商売が成り立つ理由は、売主から仲介手数料をもらっているからです。
したがって、仲介手数料を無料・値引きができるのは、ほとんどの場合、売主から仲介手数料をもらえる場合に限定されています。
不動産会社は、買主と売主の両方を仲介した場合には、買主と売主の両方から仲介手数料をもらうことができます。
仲介手数料とは、物件の売買契約を仲介してくれた不動産会社に支払う報酬のことです。
買主の仲介手数料を無料にしている不動産会社は、買主からの仲介手数料を無料にして売主からしか仲介手数料をもらわない仕組みを取っています。
(例)4,000万円の物件を購入する場合
4,000万円の物件を購入する場合には、最大で138万円の仲介手数料が発生します。
不動産業者は、138万円の仲介手数料を買主と売主の双方から受領できます。
しかし、仲介手数料を無料にする不動産業者は、この金額を売主からしか受領しません。
売主から手数料をもらうので買主の仲介手数料をゼロにできるということです。
徹底的なコストカットを実現
次に、仲介手数料を無料にしている会社は、派手な広告宣伝やチラシの配布などをしていないので、大幅なコストカットを実現しています。
そのため、買主の仲介手数料を無料にしても、売主からの仲介手数料で十分に賄うことができます。
したがって、仲介手数料を無料にするサービスを行っているのは、大手不動産企業よりも地元の小さな不動産会社さんが多いです。
仲介手数料が無料だとサービスが悪いのか?
次に、仲介手数料が無料だとサービスが悪くなるのかについて説明します。
手数料が無料でもサービスが落ちることはありません。
私も利用しましたが、不利な扱いを受けたりサービスが雑だったという印象もまったくなく、むしろ手数料が無料になり、物件の値引きまでしてくれたので利用してよかったと満足しています。
しかし、より安心して気持ちよく利用するために留意・注意した方がいい点を説明します。
仲介手数料が無料・値引きのサービスを利用する際の注意点
不動産会社さんから直接言われたわけではないですが、私が仲介手数料無料のサービスを快適に利用できた経験から感じた注意点を紹介します。
不動産会社もビジネスなのでタダ働きという仕組みはあり得ません。
買主からの仲介手数料を無料にするということは、不動産会社は売主からの手数料だけで賄えるような仕組みを構築しているはずです。
例えば、お得なサービスを提供できている理由は、
- 広告費などの一般的な運営コストをカットしている
- 契約件数を重ねて買主の無料手数料分を賄う
- 売主側の手数料で買主側のコストを十分に賄える
などが考えられます。
1と2は企業努力の部分なので買主側ではどうにもなりませんが、3は買主側に大きく関係があります。
不動産仲介会社が仲介手数料を無料・値引きにできるのは、売主からの手数料で買主の仲介にかかるコストを十分に賄えると考えているので、買主側に膨大な仲介業務量を想定していないからです。
したがって、我々が不必要に買主側の仲介業務を増やさなければ、仲介手数料を無料にしつつトラブルなく契約を円滑に進められます。
仲介手数料とは、仲介業務に対する報酬です。
- 物件探し・広告費用・物件案内から契約締結に至るまでの物件を探す段階から売買取引成立までのあらゆる業務のこと
不必要に仲介業務を増やさないためには、買主側があらかじめできることをやっておくというのがポイントです。
具体的には、次の3点に注意します。
物件を買う前の最終段階で利用する
1点目は、物件を絞り込んだ最終段階で仲介手数料無料の不動産会社に依頼をすることです。
具体的には、
のがおすすめです。
物件探しの段階から依頼すると、物件探し・物件案内…と様々な業務が重なり、仲介手数料が無料という特典以上のサービスを受けることになってしまいます。
実際、仲介手数料無料のサービスを行っている不動産会社は、検討中の物件を直接問い合わせフォームに記入して問い合わせをするよう促しているものがほとんどです。
もちろん、物件探しから契約までの一連の流れを無料で快く引き受けてくれる不動産会社も多いと思いますが、物件探しをじっくりとストレスなく行うにも、仲介手数料無料の不動産会社はあくまで仲介手数料無料のために利用するのが賢明です。
つまり、仲介手数料無料の業者を利用するにあたっては、あくまで仲介手数料無料のために賢く利用するという明確な目的を持って利用することが大切です。
できる限りの情報を集めて契約条件を明確にする
2点目は、契約条件を明確化しておくことです。
不動産会社は、そもそも契約が成立しないと売主から手数料が受領できません。
こちらが契約条件をわかりやすく提示することで、「この要望が解決されれば購入してくれる」という買主の購入条件が明らかになります。
そうすれば、不動産会社も売主と仲介がしやすいですし、私たち買主側も購入にあたっての要望が抜け漏れる心配もなくなり、満足する売買を行うことができます。
例えば、
- 仲介手数料無料は最低条件
- 物件価格最低でも●●円値引きしてもらう
- 物件で解決してほしい点(外装工事も含めてもらうなどのオプション)
などとリストアップしておくと、不動産会社との面談時に提示すると話がスムーズに進むのでおすすめです。
私も、自分で内覧した結果を踏まえて、修正してほしい点・懸念事項・要望事項をまとめて不動産会社に伝えました。
その結果、不動産会社に仲介手数料の無料の問い合わせをしてからスムーズに話が進み、トラブルなく契約することができました。
別の名目で上乗せの請求がないかに注意する
3点目は、買手側のリスクヘッジとして、別名目で上乗せ請求がないか確認することです。
仲介手数料は無料とうたいながらも、相談料や諸経費などという名目で請求をする不動産会社もあるようです。
そのようなトラブルが起きないためにも、できるだけ簡便にスムーズに取引が進み、必要最低限のやり取りで済むように、これまで述べたような準備が必要です。
仲介手数料が無料になりやすい物件
気になっている物件が仲介手数料無料になるのかどうかの目安は、次の方法で調べられます。
ただし、不動産会社に問い合わせをするのが確実なので、必ず問い合わせをしてから判断するようにしてください。
取引態様とは
不動産は、物件ごとに取引の方法が異なります。
もし、気になっている物件が、
- 不動産会社の仲介が不要な物件である
- 他の不動産仲介業者が参入できない売買形態をとっている
場合は、仲介手数料をお得にできる不動産会社が参入できる余地はないので、手数料が無料になる可能性は低いです。
逆に、不動産仲介手数料をお得にできる会社が参入する余地がある物件であれば、仲介手数料が無料になる可能性があります。
取引態様の種類
取引態様には売主・代理・媒介(仲介)の3種類があり、媒介(仲介)はさらに一般媒介・専任媒介・専属専任媒介の3種類に分かれます。
取引態様 | 契約形態 | 仲介手数料に関する特徴 | |
---|---|---|---|
売主 | 広告主の不動産会社が売主として買主に直接販売する | 仲介が入らないため仲介手数料は発生しない | |
代理 | 広告主の不動産会社が売主の代理人として、販売から契約まで行う | 売主と代理人は同等の立場 基本的には仲介手数料は発生しない ※代理人によっては発生する場合があるので要確認 | |
媒介 (仲介) | 一般 媒介 | 広告主の不動産会社が不動産仲介業者として、売主と買主の仲介を行う | 複数の不動産業者が仲介可能 仲介手数料がお得な不動産業者に仲介を依頼可 |
専任 媒介 | 特定の1社の不動産仲介会社しか仲介できない 他の不動産業者が介入する余地がない 仲介手数料がお得な不動産業者への依頼は難しい | ||
専属 専任 媒介 |
取引態様が売主や代理の物件は、不動産会社が仲介をしないので仲介手数料がそもそも発生しません。
取引態様が「媒介(仲介)」の物件のみ、不動産会社が売買の仲介をするので仲介手数料が発生します。そして、媒介(仲介)の3つの種類ごとに仲介手数料を無料・値引きできるかが違います。
取引態様が媒介(仲介)の一般媒介の物件
取引態様が一般媒介の物件のみ、複数の不動産会社が仲介することが可能なので、自分が選んだ不動産会社に仲介を依頼できます。
- 一般媒介
- 広告主の不動産会社はその物件に対して独占的に仲介取引をしていないので、複数の不動産業者が仲介できる
- 自分が見つけてきた不動産会社に仲介を依頼して、仲介手数料を無料にするようお願いできる
- 専任媒介・専属専任媒介
- 広告主の不動産会社が独占的に仲介取引を行っているため、自分が見つけた不動産仲介会社が仲介をする余地がない
ただし、専任媒介と専属専任媒介は、3か月ごとに不動産仲介会社の契約を更新することが法律上義務付けられているので、時期によっては介入することができる場合もあります。
これらの取引態様だったとしても、あきらめずに一度問い合わせをしてみましょう。
不動産会社に仲介を頼むメリット
最後に、不動産会社に仲介を頼むメリットを2点紹介します。
不動産価格の値引き交渉をしてくれる
1点目は、不動産価格の値引き交渉をしてくれることです。
素人の我々が、不動産業者を相手に直接値引き交渉をするのは難しいです。
相手は不動産のプロなので、
- 「安くしてください」と直接言うのは気が引ける…
- 値引きをしすぎると関係が悪化しそう…
- その後の契約に支障が出る感じがしてなかなか言い出せない
と感じる方が多いと思います。
しかし、不動産会社に仲介を頼めば代わりに価格交渉をしてくれますし、個人では値引きが難しくても、不動産業者同士のネットワークを生かして値引きしてくれることもあります。
物件について不安な点を売主に相談してくれる
2点目は、物件の懸念点や疑問点を売主に聞いてくれることです。
物件の購入の際には、気になる点や確認したい点がいくつか出てきますよね。
些細な点であれば自分で売主に聞くこともできますが、利権が絡むものやお金が絡む点は聞きにくいです。
不動産仲介会社は、売り主に代わりに疑問点や不安点を確認をしてくれるので、円滑にストレスなく問題を解決することができます。
私も、隣の物件の雨どいが少し出ていたり、家の近くにあった電柱の撤去の費用分担などについて、不動産会社に仲介してもらうことで、スムーズにストレスなく交渉できました。
【まとめ】仲介手数料を安くしてお得に購入しよう!
マイホームの購入は、物件以外にも様々な費用がかさむのでなるべく安く済ませられるところはお得にしたいですよね。
仲介手数料は、工夫次第で無料又は安く済ませられます。
物件購入を検討している方は、是非仲介手数料無料の不動産会社に問い合わせをしてみるのがおすすめです。
問い合わせは無料ですし、仲介手数料で浮いた分をマイホームを購入した後の資金に少しでも使えると思えば利用しない手はありません。
私も仲介手数料で浮いたお金で、引っ越し費用や外構工事などの軍資金にできたのは本当に助かりました。