適応障害で休職している方で、
- 適応障害で休職したけど旅行に行っていいの?
- 休職中に旅行に行ったらバレる?
という疑問がある方が多いのではないでしょうか。
適応障害で休職すると、働いていた時期に比べて自由な時間ができます。
体調が少し上向いてきたら、これまで行けなかった旅行に行きたいと考える方も多いと思います。
しかし、休職中に旅行に行ってもいいのか…と悩みますよね。
今回は、体験談をもとに、休職中の旅行について説明したいと思います。
休職中の旅行のメリット
適応障害で休職中に旅行に行くメリットを説明します。
気分転換になる
1つ目は、気分転換になるということです。
私は、職場の人間関係や過度な仕事量によるストレスが原因で適応障害を発症しました。
適応障害から立ち直るには、まずはストレスとなっていた仕事から離れて、辛かったことや心理的負荷を忘れることが肝要です。
旅行に行くと、普段の日常生活や仕事から離れられるので、リラックスした気分を味わうことができます。
私は、旅行に行くことで、
- 非日常的な時間を過ごせる
- ゆったりとした時間を過ごせる
- 普段と違う景色を味わえる
ので、日常生活から解放されて、結果的に辛かった気持ちやストレスから心から離れたことで、気持ちがとても楽になりました。
自分を見つめ直す機会になる
2つ目は、自分を見つめ直す機会になることです。
日常生活を送っていると、つい頭や目からに様々な情報が入りこんでしまいます。
旅行に行くと、新しい環境に身を置けて、日常生活から切り離されるので、
- 一度頭をリセットすることができる
- フレッシュな状態で考察できる
- リラックスした状態で自分の気持ちと向き合える
というメリットがあります。
私も、適応障害を患って、ストレスからなかなか抜け出せず、自分がどうしたいのか・どうすべきなのかを冷静に考えることができない状態になっていました。
しかし、旅行先で普段の生活から切り離されて気持ちがリラックスすると、自分自身がどうしたいのか・何が嫌なのかなど素直な気持ちを見つめ直すことができました。
幸福感を感じることができる
3つ目は、幸福感を感じることができます。
適応障害では、ストレスによって負の感情しか感じなかったり、あるいは、特に感情が湧かないなど、喜怒哀楽を失っている場合が多いです。
特に、自宅の閉塞的な空間に閉じこもっていると、マイナスな気持ちになりがちですが、旅行先で自然と触れあったり、新しい発見をすることで、喜怒哀楽を取り戻し、幸福感を感じることができます。
幸福感を感じると、前向きな気持ちになったり、やる気やエネルギーが湧いてくるといったメリットがあります。
平日に旅行に行ける
4つ目は、平日に旅行に行けることです。
休職中は、時間に余裕があるので、平日も旅行に行くことができます。
平日に旅行に行けば、もちろん旅行費用を抑えられますし、旅行先も人が少ないので比較的疲労感も少なく済みます。
適応障害が完治していないと、人混みの中で旅行するのはストレスになりますが、平日であれば人も少ないので、自分のペースで旅行ができるのがいいですね。
休職中の旅行のデメリット
一方、休職中に旅行に行く際に気を付けておきたいポイントもあるので注意しましょう。
疲労感を感じやすい
1つ目は、疲労感を感じやすいことです。
適応障害の療養中は、自分が思っているよりも体力が落ちていて疲れやすいです。
私は、少し歩いただけでも息切れがしたりと、発症する前と比べると全く体の状態が違いました。
特に、旅行先ではつい無理をしてしまったり、環境が変わってさらに疲れやすくなっています。
自分の体調には常に気を配り、無理はせず体調の悪化を防ぎましょう。
せっかくの療養のための旅行なのに、逆に疲れて体調を壊してしまっては本末転倒です。
会社にバレたときに気まずい
2つ目は、万が一会社に旅行に行っていることがばれたときに気まずいことです。
休職中に旅行に行ってはいけないといった規定がある会社はまずないと思いますが、休職中に旅行に行っているとバレると少し気まずいですよね。
特に、もし復職を考えている場合には、復職する際に少し後ろめたい気持ちになってしまいます。
会社にバレて無用なトラブルを避けるためにも、
- 旅行に行っていることをSNSに上げない
- 会社の人に旅行について口外しない
などの配慮をするのが必要です。
自分から発信しない限り、会社にはバレないので、SNSなどでの発信は控えましょう。
休職中のおすすめの旅行先
休職中におすすめの旅行先を紹介します。
適応障害で休職中に旅行する場合には、リゾート地などでゆったりとした時間を過ごして心身を休める場所を選ぶのがおすすめです。
沖縄など温かいところ
国内だと、沖縄が最もおすすめです。
療養中は、
- 暖かくて自然が多いところ
- 非日常的な風景があるところ
を選ぶと、心身共にリラックスできるのでおすすめです。
沖縄は、豊かな自然と温かい気候が整っており、国内なので近場なため、体に負担がかからず旅行できます。
航空券とホテルを予約すれば、平日に2泊3日でサクッと旅行できるので、心身をリフレッシュするのにとっておきの場所です。
私も療養中に沖縄のリゾート地に行きましたが、1日中ぼーっと海やプールで過ごすことでリラックスして気持ちをデトックスできました。
近くの温泉旅館
あまり遠くまで出かけたくない方は、近くの温泉旅館でのんびりするのもおすすめです。
温泉は、様々な効能があって体にいいと言われていますし、何より、温泉に入るとリラックスした気分になれますよね。
温泉にゆっくりと浸かって、汗をかいたりするとストレスも解消されるので、1泊2日で温泉旅行に行くだけでも、かなり気分が前向きになりました。
ハワイやグアム
海外旅行に行きたい方は、日本から近いハワイ・グアムがおすすめです。
ハワイ・グアムは、
- 日本から近場なので体の負担も少ない
- リゾート地でリラックスした時間を過ごせる
- 気候が温かく気持ちが明るくなる
ので、休職中でも体に負荷なく心身共に療養できる環境が整っています。
休職中に海外旅行に行くのはどうなのか…と心配になる方もいるかもしれませんが、旅行に行くのであれば国内・海外は場所が違うだけで、旅行に行くことには変わりないと思うので、海外旅行だからといってダメと言うことはありません。
ただし、休職中に職場から連絡がある場合もあるかもしれませんので、海外旅行先でも連絡が付く手段を持っておくと安心です。
海外旅行に行く場合には、必ずレンタルwifiを持って行くようにしましょう。
旅行する際の注意点
近場で自然が多いところを選ぶ
1つ目は、近場で自然が多いところを旅行先に選ぶということです。
適応障害で療養中は疲れやすいので、テーマパークやアクティビティなどの体力を消耗するところは避けるのが賢明です。
移動時間が多いと体への負担も大きいので、あくまでリラックス・リフレッシュできるような旅行先を選びましょう。
スケジュールを詰め込みすぎない
2つ目は、スケジュールを詰め込みすぎないことです。
旅行に行くからと、スケジュールをぎゅうぎゅうに詰め込みすぎると、疲れてしまいます。
旅行では、あくまで体を休めることを目的に、旅館などでゆっくりとリラックスする時間を取るのがおすすめです。
時間をゆったりと使うことで、自分のこれからのことを考えたり、リラックスするなど、心身ともに療養することができます。
休職中であることを忘れない
3つ目は、休職中であることを忘れないことです。
休職中に旅行に行くことは問題ありませんが、羽目を外しすぎたり、職場からの連絡を放置するなどしないように気を付けましょう。
特に、休職中に傷病手当金を受給している人は、月に1回は医師の診断を受ける必要があると思います。
その月に診療を受けられない場合には、当月の傷病手当金が支給されない可能性があるので、医師への受診は忘れないようにしましょう。
例えば、オンライン診療であれば、旅行先でも医師の診察を受診して傷病手当金申請書を作成してもらえるので、もし長期で旅行に行く予定がある方は検討してみてください。