仕事や職場環境が辛くて精神疾患(適応障害・うつ病)になってしまい、
- 適応障害やうつ病で仕事を退職するのは逃げなのかな…
- 職場に逃げって思われたくないからもう少し頑張らないと…
と感じている方はいませんか?
適応障害で仕事を辞めることは逃げではありません。
適応障害は退職するための立派な理由になります。
私も適応障害を発症して退職し、無事に療養を済ませて社会復帰をしました。
今回は、適応障害を理由に会社を退職したいけど、逃げだと感じて退職に踏み切れない方向けに、今すぐ退職する方法を紹介します。
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適応障害の退職を逃げと考える理由
適応障害は、特定のストレスが原因で発症するので、職場や仕事が原因の場合には、会社から離れて休職したり退職して、ストレスの原因となっているものから離れる必要があります。
しかし、適応障害で退職するのは逃げではないか…と考えてしまって、退職を躊躇してしまうことが多いですよね。
退職と聞くとネガティブなイメージを持つ方がどうしてもいると思いますが、なぜ適応障害の退職は逃げと考えてしまうのでしょうか。
仕事は忍耐・我慢するものというステレオタイプ
日本の労働環境にありがちなのが、仕事は辛いもの・我慢して耐えてこそ一人前・忍耐力が無い人は仕事ができない…などと、少しでも無理をすることが美徳と考えられている節があるようです。
現在は少しずつ改善されてきてはいるものの、まだそのような風潮が残っている会社も少なくありません。
また、日本人はとてもまじめで勤勉なので、働き続けることが真面目で理想的であると考えて、退職すると仕事から逃げたという印象を抱く人も多いようです。
しかし、仕事は自分が許容できる以上に我慢してするものではありません。自分の健康や体調が一番であり、自分の可能な範囲で最高のパフォーマンスをすることが大切です。
終身雇用が素晴らしいという考え
我が国では、終身雇用が一般的な時代がずっと続いてきました。
したがって、会社の風土や職場に違和感を覚えても、自分がそれに適応するように我慢をしてひたすら耐えるしかない、耐えるのが美徳と考えられていました。
しかし、現在は、自分に合った職場を自分で選んで転職する環境や風土が整えられてきており、スキルアップやライフステージの変化に合わせて転職をするのが当たり前の時代になっています。
ただし、まだまだ終身雇用の時代の名残から、退職することをネガティブに捉えて逃げと考えている人もいるのが実情です。
適応障害で退職は逃げではない理由
適応障害で休んだり退職するのは逃げではありません。
その理由は、
- 適応障害は立派な病気である
- 退職はキャリア形成の1つの選択肢である
- 療養後は転職してやり直せる
の3点です。
適応障害は立派な病気
まず、適応障害はきちんとした病気です。
適応障害というと、甘え・逃げ…などというネガティブなイメージを持つ方もいるようですが、
ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての主観的な苦悩(とてもつらく耐えがたい感じ)を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるもの
(引用)医療法人池澤クリニック
という精神的な病気です。
放っておくと、うつ病などの深刻な重い病気になりかねないので、十分に療養して治すことが大切です。
私が適応障害を発症したときの状況については、参考記事【適応障害】仕事のストレスによる心と体の限界のサインの記事でまとめたります。
退職はキャリア形成の1つの選択肢
2つ目は、適応障害で退職することは、自分のキャリア人生の中の1つの選択肢であることです。
私は、適応障害で退職をして、
- 自分の職業観を見直す
- 自分のライフスタイルを立て直す
- 仕事と上手く付き合うための環境を整える
ことができたと思っています。
心身を崩すほどの職場環境を経験すると、自分がキャリアに何を求めるのか・どのような働き方がしたいのか・どのような職場で働きたいのかを見直すことができます。
自分に合う職場環境や働き方は人それぞれ違いますし、正直働いてみないとわからないこともあります。
実際に働いてみて、体調を崩すほどの職場であれば、そのような環境がない職場に転職して、自分らしいライフスタイルを確立していくことが大切だと感じました。
療養後は転職してやり直せる
最後は、療養後に心が元気になれば、いくらでもやり直せるということです。
私も適応障害になったときは、
- 体がだるくて起き上がれない
- 何をしても喜怒哀楽を感じない
など、常にネガティブな気持ちでいっぱいでした。
しかし、ゆっくり休養を取って回復すれば、自分の仕事観を前向きに見直して、自分に合った仕事先を見つけるために転職活動をすることができます。
適応障害で退職することは、次のステップへの始まりになるので、決して逃げではありません。
適応障害で職場から離れる方法
適応障害で職場から今すぐ離れるには、休職・退職の2つの方法があります。
休職と退職の比較については、参考記事【適応障害】休職・退職のメリット・デメリットの記事で詳しく説明しているので、こちらも参考にしてください。
休職する
すぐに退職を踏み切れない方は、ストレスの原因となっている職場からすぐに離れることが重要です。
引き続きストレスを感じ続けていると、症状がどんどん悪化する可能性があります。
心身に体調不良を感じたら、まずは心療内科を受診しましょう。
心療内科で診断書をもらったら、職場に休職の申請をします。
休職の申請方法については、参考記事【適応障害】休職の申請方法と休職届の書き方についての記事を参考にしてください。
休職は、職場に席を置いたまま一定期間仕事を休むことなので、一旦職場から離れて休養を取り、心身が良くなった場合には復職することが可能です。
しかし、職場復帰を前提とするので、休職中は最小限は職場と連絡を取る必要がある点に注意が必要です。
休職中の過ごし方については、参考記事【適応障害】休職中のおすすめの過ごし方についての記事で紹介しています。
退職する
適応障害の原因となっている職場から完全に離れるなら、退職するのが理想です。
私も退職して、会社のことをすっきりと忘れられる環境を確保できたので、体調も順調に良くなりましたし、次の仕事に対する前向きな気持ちが湧きました。
退職中は、給与がなくて生活が不安な方も多いと思いますが、
- 傷病手当金(休職期間中も受け取っていた場合)
- 失業手当
といった手当や給付金も受け取れるので、経済面の心配は少し和らぎます。
失業手当については、参考記事【適応障害】失業手当の申請方法についての記事を参考にしてください。
退職する場合には、原則として、14日以上前に申し出る必要があります(民法627条)。就労規則などで別の定めをしている場合もあるので、事前に確認しましょう。
適応障害で退職する場合には、職場と直接連絡を取りたくない場合もありますよね。
自分で職場に退職の意思を伝えにくかったり、職場とは連絡を取りたくない場合には、退職代行を利用しましょう。
退職代行とは、依頼人の代わりに退職の意思を伝えてくれるサービスですが、弁護士や労働組合が運営元の業者であれば、
- 労働組合…有給休暇の消化・残業代未払いの交渉など
- 弁護士…上記の交渉に加えて、パワハラの損害賠償請求など
も行ってくれるので、確実に安心して退職できます。
退職代行業者が増えているためか、怪しい業者も中にはいるようですが、労働組合や弁護士が運営するものは、法律に基づいて業務を行っているため、きちんと合法的な手続きを取るので安心です。
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- 弁護士法人の退職110番…弁護士法人の対応でややこしい退職案件も安心!
おすすめの退職代行サービスについては、参考記事適応障害で即日退職する方法の記事で紹介しています。
【まとめ】適応障害で退職は次への一歩!
適応障害で退職するのは、逃げではありません。
むしろ、自分の仕事観やキャリアに求めることを冷静に見つめ直すいい機会です。
適応障害の症状が辛くて退職を決意した場合には、退職代行などのサービスも利用しながら、退職をして次のステップに進むことがおすすめです。
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これらを活用して、ぜひ前向きに一歩を踏み出しましょう。
教育訓練給付制度の詳しい内容は、参考記事【徹底解説】教育訓練給付制度の内容についての記事を参考にしてください。