休職を考えている方で、
- 休職したら終わりなのでは…
- 休職したら社会復帰できないのでは…
と不安な方もいると思います。
私も適応障害で休職して、もう自分は終わったんじゃないか…と不安になりました。
しかし、休職してもすべてが終わった…なんてことにはなりませんでしたし、社会復帰もできました。
休職中の過ごし方を工夫することで、休職後により自分に合った充実した日々を過ごすことができます。
今回は、休職中のおすすめの過ごし方や休職のメリットについて書いていきたいと思います。
休職したら終わりなのか?
休職したら終わりではありません。
私は適応障害で休職しましたが、休職したからと言って自分のキャリアがそこで終わったのではなく、自分に合った生き方や働き方を考えるための有意義な時間になったと思っています。
休職しても社会復帰は可能
休職をしても社会復帰は可能です。
休職後には、元の職場に復職・転職・新しい資格を活かしてキャリアチェンジ…など、様々な選択肢があります。
私も休職の時間を活かして、資格を取ってキャリアアップをしたり、自分が本当にしたい仕事や働き方を考えて、休職後に転職をしました。
元の職場に戻る場合でも、休職のブランクがあるのですぐの出世などは難しいかもしれませんが、復職して以前のように働くこともできます。
休職するメリット
休職には、メリットがたくさんあります。
- 心身を休められる
- 自分を見つめ直す時間が取れる
- 趣味や旅行などができる
休職の最大のメリットは、仕事に追われることなく、充分な時間が確保できることです。
また、傷病手当金を活用すれば、お金の心配もなく過ごせます。
これまで仕事をしていたときは、自分のしたい仕事や将来のビジョンなどをゆっくりと考える時間がありませんでした。
しかし、適応障害を発症して休職したことで、
- 自分はどのような働き方・仕事が合わないのか
- どういう生き方をしたいのか
を改めて考えたり実感することができました。
まとまった時間を取ることで、自分のこれからのキャリアプラン・ライフプランを見直せたのが、自分の人生にとってとても重要な時間だったと思います。
また、合わせて、これまでできなかった趣味や旅行などをすることで、自分が本当にしたいことなどにも気付けて、有意義な時間を過ごせました。
休職から復職する方法・注意点
元の職場に復職をしたい方は、次のような流れで復職します。
また、復職する際の注意点も合わせて説明します。
医師に復職の診断書をもらう
まずは、主治医に復職・就労可能な旨の診断書をもらいます。
休職した際に、「就労不可」の診断書を会社に提出したので、今度は「就労可能」な旨の診断書を提出し、きちんと就労ができるほど体調が回復したことを証明します。
職場に復職の意思を伝える
診断書が発行されたら、職場に復職の意思を伝えます。
連絡をする相手は、休職中に連絡を取っていた上司や人事部です。
医師から復職可能な診断書を発行してもらい、もう就労できる状態になったので復職したい旨を伝えましょう。
復職の時期や仕事内容の調整をする
復職の意思を伝えたら、復職の時期や仕事内容・配属先などについて相談します。
自分の体調面を考慮して、まだフルに働けない場合には、短縮時間を時短にしてもらうなど、要望を正直に伝えましょう。
また、休職理由が仕事内容や人間関係であった場合には、その点も考慮してもらえるように要望を伝えましょう。
復職するときの注意点
特に、働き方・人間関係などによって適応障害などの心身の疾患で休職した場合には、復職する際に次の点に注意しましょう。
- 再発しないように職場環境の変更や調整をしてもらう
- 無理をした働き方をしない
適応障害は、発症した原因がはっきりとわかっている病気です。
したがって、同じような環境で働いた場合には、再発する可能性があります。
したがって、自分が発症した原因となるような職場環境が改善されているか、をしっかりと見定めた上で復職するのがおすすめです。
休職中の過ごし方
休職中は、充分な時間を取れるので、自分のために様々なことに費やすことができます。
復職や社会復帰に向けておすすめする休職中の過ごし方を紹介します。
心身を休めて休養する
休職制度は、心身の病気を治すために休養・休息を取るために設けられた制度です。
まずは、早く元気になって仕事ができるように、心身を休めて休養をするのが大切です。
私は、睡眠の質を高めるために、寝具やパジャマを新調したり、バスグッズを整えて、リラックスできる環境を作りました。
資格を取る
2つ目は、資格を取ることです。
休職中は時間がたくさんあるので、キャリアアップのための勉強や新しい資格にチャレンジするのがおすすめです。
資格を取れば、休職後に資格を活かして転職することもできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
私も、働いているときは、なかなか勉強する時間が取れませんでしたが、休職期間中に資格勉強をして資格を取得しました。
旅行や趣味をする
3つ目は、趣味や旅行をすることです。
休職中だから、家でじっとしていないといけないのかな…と考えてしまう人もいるかもしれませんが、せっかく時間があるので、趣味や旅行を楽しむのも大切だと思います。
特に、趣味や旅行をして、リラックスした状態になると、自分のこれからの生き方やライフスタイルなどについて見つめ直すことができます。
私も自然豊かな場所に旅行に行って、のんびりした時間を送ることで、どういった働き方をしたいのか・どういう人生を送りたいのかについて、冷静に自分と対話をしながら考えることができたので、旅行をしてよかったと思っています。
運動をする
4つ目は、適度な運動をすることです。
復職や社会復帰に向けて、体力づくりをするために運動をするのがおすすめです。
また、適応障害など心身のバランスが崩れている場合には、運動をするとストレス解消ができるので、ぜひ体を動かす習慣を付けましょう。
休職中は、休息が一番重要なので、無理のない範囲で激しい運動をしないように注意が必要です。
ホットヨガは、ストレス解消・リラックス効果もあるのでおすすめです。
ホットヨガスタジオは色々ありますが、LAVAであれば、店舗数も多くて安くて通いやすいのでおすすめです。
投資をする
5つ目は、投資をすることです。
新NISAが始まったように、仕事で給料を稼ぐことに加えて、投資でお金に働いてもらうことも大切です。
仕事で稼げる額には限りがありますし、老後や働けなくなったときにも心配がないように、投資を始める方が増えています。
休職中で時間がある際に、投資の勉強を少しずつしながら、実際にトレードをしてみるのがおすすめです。
投資を始めるなら、楽天証券なら手数料無料で楽天ポイントも貯まるのでおすすめです。
転職や退職も選択肢になる
復職だけが社会復帰の選択肢ではありません。
元の職場が自分に合わないと思った場合や、職場環境が変わらないと感じた場合には、退職するのも1つの選択肢になります。
退職・転職がおすすめな人
次のような人は、復職ではなく、退職や転職がおすすめです。
- 職場環境がストレスで休職した人
- 人間関係が原因で休職した人
- 新しく目標ができた人
いわゆる、職場のストレスが原因で休職した場合には、退職や転職がおすすめです。
休職期間中に、やっぱり職場に戻りたくない…職場と連絡を取るのがストレスだな…と、職場との関わりがストレスに感じる場合には、退職をするのがおすすめです。
特に、適応障害やうつ病で休職した場合には、同じような環境に戻ると、ストレスによって症状が再発すると言われています。
職場が環境を変えてくれたり、働き方に工夫をしてくれたりと、以前と同じようなストレスがかかりにくい環境が整えられた場合には、復職してもいいかもしれません。
退職までの流れ
休職中に退職する場合には、まずは、職場の上司に退職の意思を伝えます。
退職までの詳しい流れや方法は、こちらの記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。
しかし、休職中に退職の意思を伝えにくかったり、そもそも職場と連絡を取りたくない場合もあると思うので、退職代行を利用すると、ストレスなくスムーズにトラブルなく辞められます。
また、退職後には給料の支払いがないので、失業手当の受給申請をすることになります。
失業手当をもれなく受給したい場合には、社会保険給付金アシストに相談すると、最大限受け取れるようにサポートしてくれるのでおすすめです。